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店主のひとり言

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店主のひとり言

大磯宿 9月10日

先日東海道大磯~国府津間を歩いて参りました。
大磯=子供の頃TVで観た芸能人水泳大会という記憶が強く華やかな印象が有りましたが、実際に平屋の三角屋根の駅を降りてみますと、高いビルなど無く観光協会と何軒かの喫茶店、土産物店が有る静かなのんびりとした感じでした。
大磯宿は海と山に囲まれた風光明媚な宿場でしたが、上りは先の小田原、下りは平塚泊まりが多かったせいか財政は苦しかったようです。明治に入って病気治療、健康増進の為日本で初めての海水浴場が開かれました。選ばれた理由としては国府津まで鉄道が開通したことと「こゆるぎの浜」と云われた砂礫の美しい海岸にあったそうです。東海道歩きの為残念ながら海岸には立寄りませんでしたが、時折左手に海岸線を見ながら潮風を感じると疲れも和らぎます。途中安藤広重の東海道五十三次に描かれている松並木が今も道の両側を覆い当時の面影を残します。旧伊藤邸、旧大隈邸、旧山縣邸といった明治の名士の別荘跡が並び少し西に離れたところに旧吉田茂邸が在ります。メンバーの一人がガイドさんに「けっこう駅から遠いところですね」と言うと「当時こちらに来られる方々は皆お車ですから」の答えに頷いてしまいました。時間の都合で門から庭を覗くだけでしたが、いつか再訪し居室からの眺望を確かめたいと思いました。
残すところ箱根の山登りのみとなりました。年内踏破を目指します。by Etsuko